「ハゲタカ」 真山仁


アメリカの投資ファンド代表鷲津は
バブル崩壊後の不景気に苦しむ日本に戻り
瀕死の企業と次々と買収する。敵対するファンドによる妨害や
買収先の社員の反発を受けながら斬新な再生プランで再生をさせていく。


ドラマがとても面白かったので原作にも興味を持って読んだが
ずいぶんと違ったものだった。
そしてより経済にフォーカスされており、出てくる企業や事象も
「あ、これはあの銀行でこれはあの証券会社だわ」と
歴史をなぞっている気分になるのだが、どの程度現実を反映しているのだろう。


とりあえず鷲津は背が低くて見た目はよくないのにやたらと女性にもてる。
ハードボイルド小説の主人公的かっこよさで、男性の憧れ的展開といった感じ。