「コーラス」 クリストフ・バラティエ監督 ジェラール・ジュニョ主演

問題児ばかりを集めた寄宿学校の新しい舎監になったマチュは、音楽家を志しながら挫折して今は教師となっている。生徒は荒れ果て、校長は体罰ですべてを解決しようとする。あるとき子供たちがふざけて歌っているのを見かけ、合唱をやらせようと思いつくマチュ。子供たちはみるみると上達し、それにつれて彼らの心も再生していくというような物語。

主役のマチュ演じるジュニョがくたびれたさえないオヤジぶりで真実味を物語に添える。札付きの問題児だったモランジュは音楽の才能を見出され、ソリストになる。彼は役者で歌は別の人の吹き替えかと思ったら、本当にソリストだった。

ペピノという一番小さい男の子が可愛い。マチュと一緒に学校を出ようと身の回りの物(小さな熊のぬいぐるみと子袋ひとつ)を持って追いかける姿は涙を誘う。

それにしても昔の欧州は体罰すごかったよな〜、まあワールドワイドでそうだったのかもしれないが・・

あとモランジュの近くで歌っていた男の子ですごく可愛い子がいた。彼が主役でもいいのにと思える程笑顔もいい。きっと近いうちにほかの映画で出るに違いない。