「世界のエリート投資家は何を見て動くのか」 アンソニー・ロビンス

 

世界のエリート投資家は何を見て動くのか

世界のエリート投資家は何を見て動くのか

 

 前半はカリスマ投資家へのインタビュー、後半は自己啓発本

ほとんどのカリスマ投資家がインデックスを勧めているのに驚く。

バフェットでさえSP500のインデックスを妻の遺産に残すというくらい。

そして分散投資と感謝することについてもあげている。

 

そしてボランティア活動をすることでうつ病にかかる確率が下がり

健康と感じる率はあがり死亡率は22%さがるという。

人に与える、今あるものに感謝が大切とのことだった。

へ~

「フーガはユーガ」 伊坂幸太郎

 

フーガはユーガ

フーガはユーガ

 

 ドメスティックバイオレンスがテーマのようで、伊坂さんだから

エンターテイメントにうまくまとめているけれども

やはり読んでいてつらくなる場面が多すぎた。

これはオーデュボンとどうつながっているのだろうか?

「これからの投資の思考法」 柴山和久

 

元財務官僚が5つの失敗をしてたどり着いた これからの投資の思考法

元財務官僚が5つの失敗をしてたどり着いた これからの投資の思考法

 

 「元財務官僚が5つの失敗をしてたどり着いた」とサブについている。

 

著者は元財務官僚でイギリス財務省にもいて、マッキンゼーニューヨーク

でも働いていたという華々しいキャリアの持ち主でどんだけ俺様な人かと

思ってみたらなかなか英語に自信のない様子や自分がいけてない様子を

素直に書き綴っておりすぐに好感を持って読んでしまった。

 

アメリカ人の奥さんのご両親は普通の人なのにプライベートバンク

資産を運用しており、彼のご両親とは10倍の資産格差になっていることに

彼は愕然。

それにより「長期・積み立て・分散」投資の重要性に気付く。

この本の中では一番大切なキーワードになっている。

 

アメリカの株価は長期的にずっと上昇しているので一時的に

暴落があっても長く持てば儲かっているが日本の株価は

株価低迷で長期に持っていても株価があがっているとは言えない。

日本の経済が今後はなかなか難しいのでアメリカや世界のインデックスを

買っていくべきと強く思った。

 

 

「ハムレット」 シアターコクーン

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当日券で並んだら私の目の前で座席は売り切れ(涙)立ち見のみになった。

長いし悩んだが気持ちは舞台モードだったので思い切って買ってしまった。

さらに座席券のキャンセル待ちというのもできるらしくその場合は

開演5分くらい前にあったら売るらしいがなければ立ち見も売り切れの

可能性がありあきらめる。

 

ハムレット岡田将生は意外にも声の通りがよくせりふが聞きやすい。

オフィーリアの華ちゃんはとてもスタイルがよく美しい。

彼女は和ものでも洋物でもクラッシックな姿がとても似合う。

松雪泰子も凛とした王妃で優雅で美しい。

衣装はわざと無国籍風にしているのか現代風だったり古風だったりなのだが

クラッシックな衣装で見たかった気がする。

虹郎は出番が少なくてちょっと残念だがまあいいだろう。

 

途中で生楽器を何人かで演奏するシーンがある。

それを見たら上海バンスキングを思い出し、ここのロビーで自由劇場

皆さんが生演奏で送り出してくれたことを懐かしく思い出した。

 

映画「ホワイトクロウ」 シネシャンテ

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ヌレエフの亡命の話なのだが、貧しい幼少時の場面も

ちょくちょく挟まれお母さんの姿などは胸が詰まる。

タタン人かなにからしいが、いわゆる白人ではなくロマのような

東アジアのような兄弟と両親だ。

 

出てくる女性たちがきちんとしたきれいな恰好をしている。

時代的にそうなのだと思うが、衣装は「ジャッキー」や

「サンローラン」をやった人らしくファショナブルだ。

ヌレエフの亡命を助ける女性は当時の社交界で有名人

だったらしい。彼女のファッションもパールに

差し色スカーフで美しい。

 

男性ダンサーばかりで練習シーンがあるが美しい。

ボルーニンも出ていたのだが気付かなかった。

どれ??

 

エンドクレジットでヌレエフ本人と思われるダンスが

差し込まれるのだが、やはりうまい。

N響オーチャード定期 第103回 文化村オーチャードホール

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今日はソプラノ。

 

指揮 エド・デ・ワールト

ソプラノ 中村恵理

 

ブラームス 悲劇的序曲 作品81

Rシュトラウス 「献呈:作品10-1

        「あすの朝」作品27-4

歌劇「インテルメッツォ」

「憩え、わが魂」

「解き放たれて」

「チェチーリエ」

 

ブラームス 交響曲第2番ニ長調作品73

 

ソプラノは珍しいゲストなので目新しい

ドレスがきれいだったが動く際に前をたくし上げて

歩くのが大変そうだった。

 

アンコールのハンガリー舞曲がよかった。

「すぐ死ぬんだから」 内館牧子

 

すぐ死ぬんだから

すぐ死ぬんだから

 

 主人公は後期高齢者の女性。

老人は自然体でいるとだんだん見苦しくなってくるので

身なりに最大限気を使い外見をきれいにするべきという方針。

そして高齢者用ファッション雑誌のスナップに出るくらいの

おしゃれな女性で気を張って生きている。

彼女の周りに対する心の声があまりに辛辣で驚くが

年を取ったらどう生きていくのかということを

知ることができたのでそれも有益だ。

ババ臭さは伝染する、残暑が厳しくても9月になったら白は着ないなど

何かと厳しいがためになる。

 

人は誰でもあと何歳若かったらと思ってしまうが

彼女も65歳だったらこれもあれもよかったのにと

言っているので、これから65を迎える私は

勇気を持てる。

 

自分を磨きつつ夫との穏やかな日々を送る主人公は

突然の夫の死、その後分かった彼の愛人騒動で

すっかり生活が様変わりするが最後は前向きに終わるので

読後感もいい。