映画「溺れるナイフ」

 

溺れるナイフ

溺れるナイフ

 

 若い子向きのキラキラ映画かと思っていたのだが、

大人たちの評判も意外といいので見てみることにした。

 

菅田将暉小松菜奈の2人は特別な2人感がでている。

彼らの友人で小松菜奈を慕っている大友は本当にこの映画の良心だ。

上白石萌音も初めは可愛い女の子だったのに、だんだん意地悪に

なっていてつらかった。

そして小松菜奈はモデルのようにスタイルがいい女の子の役でもあるが

露出度が高い服装をしていることも多くて犯罪に巻き込まれそうで

おばさんはハラハラしてみていたわ。

 

音楽も景色もきれいで映像も美しかった。

「変幻」 今野敏

 

変幻

変幻

 

 同期シリーズなので楽しみに読んだ。

主人公宇田川の同期で警察を免職し蘇我も少し出てくるが

今回は同期の女の子が出向先で事件に巻き込まれる。

おそらく彼女が一番優秀なんだろうなと思ったりして。

 

まだまだ続きそうな話なので、本格的に蘇我の話に

なっていくといいな。

ドラマ化とかしてほしい。

「運慶」 東京国立博物館平成館

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今日は木曜日なのだが明日が祝日で夜間延長になっていたので行ってみた。

そもそも夜間は昼間より空いているものだし、しかも木曜はいつもは定刻なので

知らない人も多いだろうからと甘く見ていたが混雑していた。

昼間だったらもっとすごかっただろう。

 

今回は興福寺中金堂再建記念特別展と銘打っている。

「史上最大の運慶展」らしい。

運慶らしく筋骨隆々で動きのある顔も怖い迫力の仏像が多い。

そんな中、今回のちらしやポスターによく出ている無著菩薩立像の

凄く静かな僧侶の顔はやはり目を惹く。

でも見ている間にずっと「快慶も見たい」と思ってしまった。

 

外に出ると建物の隙間から満月とスカイツリーが浮かび上がって見え

みんなが写真を撮っていた。

プロジェクションマッピングで仏像を美術館の建物に照らしており

それも面白かった。

 

「DAda piano vol.3 西澤安澄ピアのリサイタル 自由と喜びの地中海」 サントリーホール ブルーローズ(小ホール)

始めてきたがサントリーホールのブルーローズというホールは

こじんまりとしていい場所だ。観客もおしゃれな感じ。

 

ショパン 幻想即興曲

ワグナー・リスト編曲 イゾルデの愛の死

ドビュッシー 沈める寺

ドビュッシー 牧神の午後の前奏曲

ドビュッシー 喜びの鳥

グラナドス アンダルーサ

ファリャ スペイン舞曲1番

モンボウ 歌と踊り第6番

アルベニス エル アルバイシン

タレガ アルハンブラの思い出

ガーシュウイン ラプソディーインブルー

 

ほぼどの曲にも解説がついてよりわかりやすくその点ではとても興味深く

よかったのだが、時々ちょっとおしゃべりが長いところも・・

ピアノがベーゼンドルファを使っていてうれしい!

なんか低重音がすごいのだが、高音も特徴がある気がする。

後でネットで読んだが、スタインウェイは誰が弾いてもよく聞こえるらしいが、

ベーゼンとベヒシュタインは弾く人を選ぶとあった。

 

アルハンブラの思い出は彼女自身の編曲らしくそれも面白かったし

「ラプソディーインブルー」も力強くよかった。

 

とても楽しめたリサイタルだった。

でも西澤さんの衣装の露出度が高めだった。

「ライフシフト-100年時代の人生戦略」 リンダ・グラットン

 

 この本が評判になり始めた時にはまるで興味なかったのに、

最近会社で60歳になって会社の働き方が変わった同僚がいて

急に自分の老後を身近に考え読みたくなる。

 

読んでいると人間の寿命はずっと延びていき人生100年時代が

やってくるから、今までの「教育→仕事→引退」という人生では

時間が余りすぎ、お金もかかるから70台後半まで働かないと

いけなくなるなど、最初からどっしりと落ち込む。

でも長くなる人生でいろいろなことを経験できるチャンスが

増えるから途中で再度教育を受けたり、いろいろな土地を

長期に旅行したり、自分で起業したりするべき。

人的ネットワークを広げ自分とは全く違うタイプのロールモデル

見つけ新しい生き方の選択技を知ることが大切らしい。

 

昔の人より今は10歳くらい若くなっていると思うが、

その幅がさらに進んで昔より20歳くらい若くなる時代も近いのかもしれない。

この本でも寿命が延びると言っても寝たきりで何十年も寿命が延びると

いうより健康な期間が長くなるという解釈だ。

実際今の60歳台は老人という感じではないし・・

 

とにかく60歳以降をどう生きるのか今から準備が必要だ。

映画「ドリーム」

 

ドリーム (字幕版)

ドリーム (字幕版)

 

 

英語のタイトルはHIDDEN FIGUREというらしいが、

日本語のタイトルはすぐに忘れてしまう。

 

NASAでのロケット打ち上げに貢献した黒人女性たちの物語だが

大変な数学の才能を持った黒人女性3人が人種偏見や女性差別など

さまざまな障害をはねのけ自分の仕事と信念にまい進する様子に

胸がすく。彼らは才能だけでなく、家庭もあり、子育てもしながら

おしゃれもしてヒールをはきマニュキュアも塗っている。

 

この中で人種差別も大変ではあるのだが、才能のある彼女たちに

向けられる男たちの嫉妬が一番醜く大変だ。

 

特別な才能がある人には果たすべき役割がある。

「初めて」の人になる責任もある。

いろいろな苦労もチャレンジもあったが、一緒に励ましあい

働ける仲間がいてこの時期に出会えたのは救いだ。

 

ジョン・グレンが陽気で勇気もあり公正な考えができる人として

描かれていたが後に女性宇宙飛行士の反対をしていたという話は

本当なのだろうか?

「ぐーたら女の成功術」 中園ミホ

 

ぐーたら女の成功術

ぐーたら女の成功術

 

 売れっ子脚本家の中園ミホさんのエッセイ集というか啓蒙本というか・・

 

彼女はなかなかドラマティックな人生で面白いのだが、

それに関してはテレビや他の媒体で見聞きしていたので

特に目新しいことはないのだが、

  • 運には賞味期限がある。運気のピークを上手に捕まえられる人が強運
  • 調子のいい人のそばにいくとその人からいい運気が流れる。

 

古舘伊知郎トーク番組のゲストで見てから私が好きな歴史学者の磯田道史が

エピソードに出てきてちょっとうれしい。

やはり彼は魅力的だよな~。