若い子向きのキラキラ映画かと思っていたのだが、
大人たちの評判も意外といいので見てみることにした。
彼らの友人で小松菜奈を慕っている大友は本当にこの映画の良心だ。
上白石萌音も初めは可愛い女の子だったのに、だんだん意地悪に
なっていてつらかった。
そして小松菜奈はモデルのようにスタイルがいい女の子の役でもあるが
露出度が高い服装をしていることも多くて犯罪に巻き込まれそうで
おばさんはハラハラしてみていたわ。
音楽も景色もきれいで映像も美しかった。
今日は木曜日なのだが明日が祝日で夜間延長になっていたので行ってみた。
そもそも夜間は昼間より空いているものだし、しかも木曜はいつもは定刻なので
知らない人も多いだろうからと甘く見ていたが混雑していた。
昼間だったらもっとすごかっただろう。
今回は興福寺中金堂再建記念特別展と銘打っている。
「史上最大の運慶展」らしい。
運慶らしく筋骨隆々で動きのある顔も怖い迫力の仏像が多い。
そんな中、今回のちらしやポスターによく出ている無著菩薩立像の
凄く静かな僧侶の顔はやはり目を惹く。
でも見ている間にずっと「快慶も見たい」と思ってしまった。
外に出ると建物の隙間から満月とスカイツリーが浮かび上がって見え
みんなが写真を撮っていた。
プロジェクションマッピングで仏像を美術館の建物に照らしており
それも面白かった。
始めてきたがサントリーホールのブルーローズというホールは
こじんまりとしていい場所だ。観客もおしゃれな感じ。
ワグナー・リスト編曲 イゾルデの愛の死
ドビュッシー 沈める寺
ドビュッシー 喜びの鳥
グラナドス アンダルーサ
ファリャ スペイン舞曲1番
モンボウ 歌と踊り第6番
タレガ アルハンブラの思い出
ガーシュウイン ラプソディーインブルー
ほぼどの曲にも解説がついてよりわかりやすくその点ではとても興味深く
よかったのだが、時々ちょっとおしゃべりが長いところも・・
ピアノがベーゼンドルファを使っていてうれしい!
なんか低重音がすごいのだが、高音も特徴がある気がする。
後でネットで読んだが、スタインウェイは誰が弾いてもよく聞こえるらしいが、
ベーゼンとベヒシュタインは弾く人を選ぶとあった。
アルハンブラの思い出は彼女自身の編曲らしくそれも面白かったし
「ラプソディーインブルー」も力強くよかった。
とても楽しめたリサイタルだった。
でも西澤さんの衣装の露出度が高めだった。
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略
この本が評判になり始めた時にはまるで興味なかったのに、
最近会社で60歳になって会社の働き方が変わった同僚がいて
急に自分の老後を身近に考え読みたくなる。
読んでいると人間の寿命はずっと延びていき人生100年時代が
やってくるから、今までの「教育→仕事→引退」という人生では
時間が余りすぎ、お金もかかるから70台後半まで働かないと
いけなくなるなど、最初からどっしりと落ち込む。
でも長くなる人生でいろいろなことを経験できるチャンスが
増えるから途中で再度教育を受けたり、いろいろな土地を
長期に旅行したり、自分で起業したりするべき。
人的ネットワークを広げ自分とは全く違うタイプのロールモデルを
見つけ新しい生き方の選択技を知ることが大切らしい。
昔の人より今は10歳くらい若くなっていると思うが、
その幅がさらに進んで昔より20歳くらい若くなる時代も近いのかもしれない。
この本でも寿命が延びると言っても寝たきりで何十年も寿命が延びると
いうより健康な期間が長くなるという解釈だ。
実際今の60歳台は老人という感じではないし・・
とにかく60歳以降をどう生きるのか今から準備が必要だ。
英語のタイトルはHIDDEN FIGUREというらしいが、
日本語のタイトルはすぐに忘れてしまう。
NASAでのロケット打ち上げに貢献した黒人女性たちの物語だが
大変な数学の才能を持った黒人女性3人が人種偏見や女性差別など
さまざまな障害をはねのけ自分の仕事と信念にまい進する様子に
胸がすく。彼らは才能だけでなく、家庭もあり、子育てもしながら
おしゃれもしてヒールをはきマニュキュアも塗っている。
この中で人種差別も大変ではあるのだが、才能のある彼女たちに
向けられる男たちの嫉妬が一番醜く大変だ。
特別な才能がある人には果たすべき役割がある。
「初めて」の人になる責任もある。
いろいろな苦労もチャレンジもあったが、一緒に励ましあい
働ける仲間がいてこの時期に出会えたのは救いだ。
ジョン・グレンが陽気で勇気もあり公正な考えができる人として
描かれていたが後に女性宇宙飛行士の反対をしていたという話は
本当なのだろうか?