氷山ハンターの石澤は姉として育った朱音の突然の訃報でカナダから10年ぶりに
帰国をするが、彼女の遺児の光晴を誘拐され犯罪に巻き込まれる。
なかなか面白い。
主人公の石澤は安定感のある主人公然としており、大人でユーモアも
可愛げもあり信頼できる。ただ光晴のために犯罪も辞さない姿勢に
まわりがハラハラさせられる。
誘拐された光晴も途中から思いがけず危機的状況に拍車がかかり
ドキドキされされるし、真犯人が意外な人とわかりかけるところは
残念に思ったり最後まで飽きずに読み切れる。