最後の終わり方がドラマチックすぎて居心地が悪かったが
彼女の書く美術ものは興味深く面白い。
オスカー・ワイルドは本当におしゃれで魅力的な悪魔として描かれ
みんなが魅了されるのも仕方がないと思わせる。
ボーイフレンドはハンサムな貴公子(性格はゲスだが)だし
主人公のオーブリー・ピアズリーもすごい才能のある若者。
「サロメ」をめぐっての話をオーブリーを溺愛するの姉の目線で
描かれる。またどのくらい真実なのかなと思ってしまう。
でも実際にも弟を溺愛していたことは本当らしい。
オスカーをめぐる恋人アルフレッドとオーブリーの三角関係も
まるでBL小説のようなキャラと展開で面白い。
映像化で見てみたい作品だ。