ロング・グッドバイ〔東京篇〕 (ハヤカワ文庫 JA ツ 3-1)
- 作者: 司城志朗,渡辺あや
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/04/24
- メディア: 文庫
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視聴率が悪かったようで、あまり話題にならなかったようだが、
私にはとても評判がよく、ドラマでわからなかった点を解明しようと
読んでみることにした。
ドラマの中では説明が足りなかった点が書いてありなかなか納得。
特に正虎が磐二に保の事件を追わないように言いに来た理由など。
志津香が保の惹かれた理由のひとつに「赤ん坊みたいな目。母親のおっぱいなんか
生まれてからいっぺんも吸ったことがないって言ってるみたいな。
あんな目で見られたら、女は骨まで溶けちゃう」と言っているが
ドラマの綾野剛はぴったりだった。
ドラマではあまり接触のないと思われた保と原田平蔵の関係が
どうだったのか知りたくて本を読んだが、正虎にやくざな仕事をさせて
その金庫番をやっていたという以上のことがなく、もう少し知りたかったな。
チャンドラーの本編もぜひ読んでみたくなった。