「陰陽師 酔月ノ巻」 夢枕獏

陰陽師 酔月ノ巻

陰陽師 酔月ノ巻

陰陽師シリーズは短く、雰囲気があるので時々読みたくなる。

いつも静寂の夜が舞台になっている感じがするが、細い雨が降っているなど

雨の描写も風情があり、雪を見ながら呑みかわすさまもいい。

笛や琴の音も静かに流れている。

おどろおどろしい描写も多いのに、読み終わるとなんとなく心が静まる感じだ。

ところで蘆屋道満が随分と活躍していた今回だった。