「隅田川〜江戸が愛した風景」 江戸東京博物館

ARATA君の音声ガイド目当てで行きました。
先日の「ソロモン流」でも紹介しており、思ったよりも面白そうだ。

国芳の絵はやはり面白い。ここで展示されているのは普通の絵だったが
それでも興味深い絵を描く。


いろいろな隅田川とその近辺で生きる庶民の生活を描いているのだが
雪の風景などを見ると当時は暖房もなくどんなに寒かったのだろうと
思いを馳せてしまった。
後ろからライトを当てると夜景になるという「からくり絵」があったが
昔からこんな遊び心のある絵があったとは面白い。


ARATA君の音声ガイドはいつになく「はっきり、ゆっくり」と心がけていると
思われる発声で、きっと中高年にも分かりやすいように語っているのだろうと
ほほえましく、また昔のARATA君とは違う発声だと感慨深い。
「ソロモン流」でも船越英一郎に付き添って、「まるで学芸員に説明を聞いているようだ、
しかもこの(いい)声で」と言われていたから、ARATA君の声がいいことは
船越氏にもわかられていたのかと。


明治になっても江戸時代の雰囲気がまだ残っていたと説明にもあり、
先日の松園を見に行ったときも、彼女の子供時代の京都は江戸の雰囲気がまだ
残っていたということだったし、江戸は思ったよりも遠い過去ではないのだと
不思議な感じがした。