「ため息の時間」 連城三紀彦

ため息の時間

ため息の時間


画家の平野は10歳年上のイラストレーターの辻井の絵に
惹かれ、また奔放でわがままな彼自身にも惹かれていった。
彼を手に入れるため、彼の妻と関係を持ち、
辻井もまた平野の恋人と関係を持つ。
平野は辻井を手に入れることができるのは
彼に棄てられるときだと感じるようになり・・・


なんだか観念的でちょっとわかりずらい。
どうやらわかりやすいミステリーとかの方が
奥行きのある心理描写よりも好きな私。


その人が手に入れられないなら
その恋人に手を出すというのは
割とありがちな考えなのだろうか?