「強く、強く 〜 バイオリニスト 神尾真由子 21歳」


再放送のあったNHKの番組を見たが、彼女のなんと大人びていて
落ち着いていること! 
そして6歳くらいからオーケストラと協演していたらしく
10歳くらいにはソリストとなっていた模様・・
そして14歳でジュリアードに留学しているが、
その際アメリカでの新聞記事にmature violinのteenagerと
あったのが紹介されていたが、まったく成熟している。
その記事紹介時にBGMで流れていたハバネラがまた素敵な音色で
妙に官能的で大人っぽくもっと聞き続けていたかった。


バイオリンのためにすべてを棄てるというのは
彼女は嫌らしく、私生活ではバイオリンに関係ない時間をすごすことを
さかんに強調していた。
きれいにお化粧したりおしゃれにも興味を持っている女の子といった感じだ。
でもやはり普通の21歳の女の子ではとてもない。
筋力も鍛えているらしく(やはり楽器演奏は筋力が必要だ)
もちろん相当な努力もしているのだろうが、
やはり特別な才能のある人はやはり次々と上のステージに
進んでいく運命と開花する責任があるのだと思う。


彼女のバイオリンの音色には正直興味なかったのだが、
演奏を聴いたらとても情緒的ですごく惹かれる。
本当はその続きの番組で彼女のコンサートが放送されていたので
それも録画しておけばよかったと後悔した。


年若き彼女がストラディバリウスを持っていたのも衝撃だった。
どうやら企業の芸術家支援で貸与されているらしいのだが、
あの年にして、すでに何年も使わせてもらっているらしい。
ひえ〜!