- 作者: 畠中恵
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/04/05
- メディア: 単行本
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町名主の息子麻太郎はお気楽な若者で、同じく町名主の息子で
悪友の清十郎とよくつるんで遊んでいる。
ところが父宗右衛門が腰をひねって痛めたのを機に
名主名代としてあたることになる。
周りで起こるさまざまな事件や問題を友人らと解決していく。
畠中恵の本が昔ほどおもしろく感じられなくなってきていた。
なんでだろう?
清十郎は男前の遊び人で、ふたりともけんかも強く
魅力的なキャラのはずだが、なんだか性格が幼すぎる。
麻太郎はおさななじみの2歳年上の女性にずっと恋をしていたのだが
彼女は清十郎の父親の後妻になり、小さな子供も生み幸せそうだ。
でも簡単には断ち切れない思いを抱いているのだが
それもなんとなく読んでいても切なさを感じないんだな〜。
畠中さんは子供を主役にしたお話のほうが得意なのだろうか?
でもシリーズでも続きそうな作品だった。