「ハルとナツ〜届かなかった手紙」

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北海道の貧しい一家が新天地を夢にてブラジルに移住。
末娘だけが病気を理由に日本を出られなくなり
一家は彼女を置いてブラジルに移住。
3年で帰るはずだったが、お互いに会えないままに。


仲のよかった姉妹が離れ離れになり
お互いに出した手紙が手元に届かないまま
音信が途絶え、それぞれが激動の人生を過ごし
晩年になって再会する物語だ。


脚本が橋田壽賀子なので、所々に「〜だけでもありがたいと
思わなきゃ」とか「〜の通る道理がない」などと
毎度おなじみのセリフがちりばめられており
ちょっとうるさく感じるところもあったが、
途中に戦争もはさみ、どんなに生活が大変で
その中でもアグレッシブにガンバる様子が
見ていて感動できる。


でも何といっても幼い末娘が船の波止場で
泣きながら出て行く家族の船を見つめるシーンは
本当に胸がつぶれる思いだ。


いろいろあったが、最後はでもハッピーエンドなのが
ハードな内容なだけに救われる。