「川畠成道 JAPANツアー2006」

はなまるマーケットのゲストに出てから川畠成道が好きで、CDも何枚か持っているお気に入りのアーティストなのだが、今回初めてコンサートに行けた。
場所は東京オペラシティコンサートホールで、こじんまりとした上品な木目のホールで気に入った。席は横のバルコニーみたいな席なのでステージは見難いが、音が聞ければいいので、さして気にはならなかった。
クラッシックは久しぶりだが、年齢層が全体的に高めな感じがした。
今回はAプロで、クライスラーの「前奏曲とアレグロ」、ベートーベンのクロイツェルソナタ、ドボルザークの「ユモレスク」、ハチャトリアンの「剣の舞」、サラサーテの「魔笛」による幻想曲 作品54、グノーの「アベェ・マリア」、サン・サーンス「序奏とロンド・カプリショーソ」であった。
クロイツェルソナタが聞きたかったので、聴けてすごく満足で嬉しい気分になった。
ピアノとバイオリンだけのコンサートで、お互いが美しく絡み合い、引き立てあい、競い合い、とてもロマンチックに感じる。川畠のバイオリンはしっとりとした印象でなんだか色っぽく感じられ、曲によってはもうちょっとさっぱりと弾いたほうがいいのではと思う場面もあったが、全体的には美しい音色にうっとりとしたコンサートだった。

アンコールは気前よく5曲くらい演奏してくれて、しかもよくしゃべる。「タイスの瞑想曲」を弾くと言うと客席から拍手が沸いたので、この曲は人気があるんだなと再確認する。
私はMontiのCsardasが気に入り、友人に曲名を聞いたら有名な曲だと言われ、家で早速CDを取り出してみたら入っていた。また行きたいな〜。
今度は是非に私のお気に入りのヴォルカリーズをやってほしい。
それにしてもこのホールの音響はどうなっているのかと時々思いながら、聞いていた。スピーカーは壁の裏に隠れているのかしら?