「奔馬 豊穣の海二」三島由紀夫

奔馬―豊饒の海・第二巻 (新潮文庫)
判事となった本多の前に現れた右翼少年飯沼勲は、亡き松枝清顕の教育係である飯沼茂之の息子であり、清顕の生まれ変わりであった。勲は「神風連史話」に心酔し、昭和の神風連を志し、腐敗した政治・疲弊した社会の改革をせんと夢見て計画して・・・

以前「春の海」を読んだのだが、もう一度読み返したいと思っても本が見当たらない。
「豊穣の海」の続きをと思ってこの本を手にとったが、思想やその背景の説明が長々と続き、わかりづらく、普通の恋愛ものかと思っていた私はびっくり。
思っていたような話ではなかったが、よりもう一度「春の海」を読みたくなるだけだった。
感想らしい感想はないが、敬語がきれいだったのが印象的だった。