「重蔵始末」 逢坂剛

重蔵始末 (講談社文庫)
二十歳そこそこなのに、見た目も仕事も遊びも妙に貫禄のある与力の重蔵、4つ年上で寒がりの同心の余一郎、重蔵の世話焼きで密偵もする団平の3人が江戸に起こる事件を解決していくお話。

以前友人に勧められて読んだ「カディスの赤い星」が、ハードボイルドのようで読みごたえがあってしかもユーモアたっぷりぶりにすっかり参って、楽しんだので、逢坂剛の作品は他の物も読んで見たいと思いつつ、チャンスがないまま月日が経ってしまった。何かで時代物を書いたとあり、興味を持って手にしたが、もうちょっとユーモアが欲しかったなぁ。