「アヒルと鴨のコインロッカー」伊坂幸太郎

アヒルと鴨のコインロッカー (ミステリ・フロンティア)
ちょっとぼっとしていて善良で小心な新大学生の僕の隣の住人河崎は、本屋に強盗を誘う。嫌なのにいつしか付き合っている僕。その隣人の元恋人でペットショップに勤める琴美、その恋人のブータン人のドルジ。ペットショップのオーナーで人形みたいな美人の麗子さん。ペット殺害をする若い男女の三人組。過去と現在が同時に進行する話で最後の展開は「葉桜の季節に君を想うということ」を思い出した。
途中から殺人や自殺などの重い話が入り混じり、それまでの内容からは違和感を感じるほどだったが、読後感は悪くない。
ブータンブータン人には興味を持った。一度行って見たいと思った。
輪廻の話が出てくるが「輪廻は仏教の本来の考えではない」のよねと先日読んだ「仏教超入門」を思い出したりして・・
モンゴル人のお相撲さんが日本人となんら変わらない日本語をしゃべるのを不思議に思っていたが、ブータン人もそうなのだろうか?