キャピタリズム~マネーは踊る プレミアム・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- 発売日: 2010/05/26
- メディア: DVD
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マイケル・ムーアの金融風刺映画。
日本語のサブタイトルは「マネーは踊る」だが、英語ではlove story
とても興味深い映画だった。
アメリカがどうやって貧困の差が広がっていったのわかりやすい。
そして日本もまさにその歴史をなぞっている。
昔のサラリーマンが一人の稼ぎで家族全員を養い、
子供たちは十分に教育を受け、3年ごとに車も買い替え
ニューヨークに毎年のように旅行に行ったり・・・
そんな優雅な生活が当たり前の時、企業の生産性は低かった。
そしてどんどんと生産性が上がるにつれ、みんなの生活がきつくなり
貧富の差が広がっていった。
日本はずっと生産性が低いと言われ続けていて、
それはよくないことだと思っていたが、
生活の豊かさと生産性は反比例の関係にあるのかもしれない、
そして日本は生産性が上がりつつあり、まさに貧しい生活に
みんなが入ってきているのだと思った。
自分のことに当てはめてみても、新人の時とは比べ物にならないくらい
仕事量が増えたし、全員の生産性があがり、仕事はきつくなっている。
身にしみてわかる。
今は食べていけるが、きっと転げ落ちるのは簡単で、そして這い上がれないんだろうな。
この映画でもサブプライムの影響か家を追い出される人が次々と出ていたが
新しく家を購入して追い出されるのはわかるが、父や祖母の代から住んでいる土地を
追われる人とかが出ていてなぜなんだろうと思った。
私が説明を見逃したのかも知れないが、やはり投資に手を出してとかなのかな?
この資本主義に対抗するのは民主主義しかない、だから選挙は大切というのは
とても説得力がある。でも自分一人では非力だしなとあきらめがちなのだが。
他のマイケル・ムーアの映画も見たくなった。