「ルーブル美術館展 美の宮殿の子どもたち」新国立美術館

ルーブル美術館は大きすぎるし、このようにあるテーマで
作品を集められると見やすくていい。

今回は子どもがテーマだ。
館内もさほど混雑もしていなくて見やすかった。

古代エジプト、ギリシャからローマまでいろいろと集められており
子どものミイラまであった。
なかでも絵画はやはり「マスター・ヘア」(ショシュア・レイノルズ)が目を惹く。
まるで女の子のような柔らかい肩まで伸びた金髪に白のドレスを着て
無邪気に遊ぶ男の子の絵だが、昔の西洋では小さな男の子には
女の子の格好をさせていたと以前服飾の本でも読んだのを思い出す。
他の作品でも男の子が女の子の格好をしている絵はあったな〜。

フランソワ=ユベール・ドルエの「三角帽をかぶった子ども」など
妙に憂いを含んだ大人びた子どもの絵やティツィアーノ
「聖母子と聖ステバノ、聖ヒエロニムス、聖マウリティウス」の絵など
色彩も綺麗で見ていて面白かった。
ルーベンスやベラスケスも少しだけあった。

次回のラリック展も見たい。l