「白洲次郎」 白洲正子、朝吹登水子他

白洲次郎 (コロナ・ブックス)
白洲関連本を2冊読み、明石家さんまの白洲特番を見た私は、「オイリーボーイ」もブカッティもPLAY FASTも新しいものはあまりない。


写真も見たものが多かったが、いろいろな人から彼の人となりを表すエピソードを聞くのはやはり興味深い。その中で、同じ話を二度としない彼が「うちの神さんは偉い」と自慢げに何回も言っていたという話は彼の正子への尊敬の念が感じられて素敵だ。


もうひとつ面白かったのは、彼がさる偉い方の会社に呼ばれて仕事上のやり取りでひどく叱られインク瓶を仕立てたばかりの白の麻のスーツにぶつけられてしまいインクまみれになったときのこと。しおしおと事務所に戻った彼をその偉い方が派遣した洋服屋とワイシャツ屋が並んで待っていたという。なんかゴージャスで眩しい時代だな〜。