「我輩は主婦である」

なんといってもクドカンと磯Pのコンビなので、昼ドラでも私的には大注目だったが、期待にたがわず面白かった。


漱石に乗り移られたミドリ(斉藤由貴)も、だんだんと一緒にいると安心するような抱擁感を醸し出してなんだか好ましい人物に見えてくるし、姑のチヨコ(竹下景子)も明るく楽しいおもろいナイスなキャラ(そして韓流スター、ペ・ヤングンのファン)、ミドリの夫のタカシ(及川光博)もお友達夫婦として仲良く威厳など持たずにがんばっているのが素敵だ。そして大きな子供がいるのにお互いをいまだに「みどりちゃん」「たかし君」と呼び合う。子供達二人も愛らしい。


今の世俗を風刺しているところが多いので、何年かして見たら恥ずかしくなるのだろうかと思いながら見た。


主題歌もポップだし、劇中歌(昔タカシがミュージカル研究会で作ってミュージカル曲)が驚いたことにみんな耳障りのいい曲で、耳に残る。


これはこれでとても面白かったが、やはりクドカン、磯Pにはバディ物をやってほしいな。