「フィレンツェ-芸術都市の誕生展」

東京都美術館

以前フィレンツェ郊外のメディチ家の別荘に行ったことがあることを思い出した。このフィレンツェ展でカステッロとカファッジョーロのヴィッラが出てて、天気のよい日の旅行を思い出す。どこのヴィッラだっだかしら?

彫刻では「イルカを抱く童子」が躍動感があり目をひく。「聖母子」もマリアの顔がものすごくおだやかそうで、ひきつけられる。その像の前にずっとたってみている男の子がいた。「祝福を与える幼児キリスト」は東洋趣味の不思議なもので、なんだか怖い印象を与える。

ところどころに当時の本が展示されているが、挿絵がカラフルでとても美しい。レイアウトもすばらしく飾り文字と鮮明な色のイラストで読むのがきっと楽しくなるだろうとこれらの本を読んだであろう人々がうらやましくなるほどだった。数学の勉強本みたいのもあったけど、それもきれいだったな。