藤原竜也はすっかり犯人俳優になっているな~。
またはクズ男か・・
今回は途中から意外な展開になるのだが。
最後に彼が出かけた外国はどこで何しに行ったのか気になる。
途中で何か言ってたかな?
この映画もとても面白かった。
でてきた政治家が私も覚えている名前が多く、現実のことと意識しやすい。
キャサリン・グラハムはしばらく前に出た伝記が話題になり
そのころに興味を持ち読みたいと思っていたがチャンスがなかったけど
今度こそ読みたいかも。
その時の印象では素晴らしい経営者という感じだったが今回のキャサリンは
いつも自信がなさそうで悩んでいるのが意外だった。
周りの男たちが強引でbullyでこんなのに囲まれて頑張っていたなと
素直に思う。彼らにとっては彼女は物足りないし、女という時点で
いろいろとイラつくこともあるのだろうが、最後に彼女が
新聞に載せる記事の件で重大な決断を下す際に、彼女の部下である
あってやっているのかと彼に言って聞かせるシーンもよかった。
このところ見る映画では奥さんが聡明で素晴らしい人がたくさん出てくる。
男性社会でのキャサリンの大変な様子がよく描かれている。
最後に法廷でNY timesのチームが法廷を出てからすぐに得意げに
発表している横で、キャサリンは静かに引き上げる。
その周りを女性たちが何も言わずに迎える様子がとてもよかった。
最後の終わり方も思わせぶりでとても面白かった。
WOWOWでやっていたので久しぶりにみたのだが
映像もきれいだし、風景や小物などもおしゃれだった。
内容的にはちょっと恐ろしかったりもするのだが
なんだか優しい雰囲気が流れる映画だった。
最初からギューギュー詰めの議会のシーンでは「あ、バックベンチャーと
フロントベンチャーだ」とアーチャーの小説を思い出し、
朝ごはんの準備のシーンでは新聞にアイロンをさーっとかけるところで
イギリスの映画としみじみ。
昔はよくイギリス映画やフランス映画を見ていたなと懐かしく思った。
そしてチャーチルが国王と毎週ミーティングをするというシーンが
あったが、これがエリザベス女王もやっているというやつか。
そしてエリザベス女王はチャーチルの時代から女王をやっていると
いうまた感慨。
あの時代の強さの極みでまるで隙がなく思えたドイツに
なんでイギリスやフランスが勝てたのかは本当に不思議だ。
アメリカが参戦したからとかもあるのだろうが・・
イギリスでは大陸ですっかり負けが込んでおりこれ以上の
死者を出すより和平交渉をしようと議員たちが話し合っていたのが
日本の戦時と違って冷静で人道的な感じがした。
その中でもチャーチルは強硬に交戦を続けようとするのだが
さすがの彼の心もおれそうになる。
そしてダンケルクの救出作戦につながる。
盛り上がる彼の演説で終わるのだが、もう少しダンケルクが見たかったが
そうすると別の話になってしまうのかな?
もう一度「ダンケルク」を見直したくなる。
そしてこの国王ジョージ6世は吃音だった国王?
戦時中にカナダに逃げる話も出ており驚く。
コリン・ファースの映画ももう一度見たくなる。
チャーチルの奥さんも聡明でチャーミング、強い心を持っており
チャーチルを励まし導くのが素晴らしかった。
首相になるチャーチルにあなたはイギリスで二番目に権力を
持っているのだが思いやりを持たなければと子供に
言って聞かせるように言っていた。
自分ではまず手を取らない本なのだが、友人がまとめて貸してくれた本に
入っていたので読んでみた。
時間軸が逆に展開するというのはおばさんには理解しにくい。
若い子なら楽しめる本だと思う。