「そこに工場がある限り」小川洋子

 

 

小川洋子が色々な工場見学をしたものを記した本。

日本はものづくりの国で小さな町工場がすごい技術を持っている話などはたまに聞くがこれを読んでいたらやはりすごいと感じる。もはや時代はものづくりじゃないんだよなと思っていた私だがちょっと考えを改める。

 

保育園などで子供をたくさんかごに入れて歩いている姿を見るがあれは「サンポカー」という名前らしい。小川洋子もどんなに心が荒んでいてもあれを見るとすっかり癒され幸せな気持ちになると言っていたがまさに私もつい笑顔になる。

あれを作っている工場も見学。サンポカー自体も技術の結晶らしいが他のタイプの乳母車や介護用のものやらニーズに合わせて色々と作っているそう。

 

鉛筆工場にも行っている。

最近鉛筆を使うようになり鉛筆削器でぐりぐり削ると頻繁に芯が折れるなと思っていたがそれにも理由があるらしい。鉛筆は握りやすさや置いた時に転がらないように角があるが丸い鉛筆の方が削る時に圧力がかかりにくいので芯が割れにくいそう。丸い鉛筆の方が芯を守るのに適しているので色鉛筆など芯の柔らかいものは丸形が多いそう。

世の中にはまだまだ知らないことがあるのだな。