エンパシーとシンパシーの違いについて私もよくわからなかったが
なんとなくは理解できた感じがする。エンパシーは相手のことを理解するスキル的
でシンパシーは相手により共感するイメージだろうか。
いろいろな本から引用があるのだが「人の個人性を奪う手段は、髪型を統一し、同じ服を
着せ、全員を名前のない集団にすることのみではない。互いに個人として交わすことの
できる会話の欠如もまた、個人性の喪失につながるのだ」と言いうカロリン・エムケの
言葉などもハッとさせられる。
エンパシーを磨く方法やそれを指導力として生かす方法を指南しているトレーシー・ローレンスの記事では「勝つのをやめて、聞くことを始めろ」とあるのも興味深い。
「女性はエンパシー力が高い」説があるらしくあくびが伝染するというのも
エンパシーに関係しているようでサイコパスは移らないらしいのも面白い。
「愛するということ」でフロムは、愛とは能力であり、技術であると書いたそう。
それは「落ちる」と言った感情的なものではなく意志的、能動的に「踏み込む」もの。
では私は技術がないのね・・
エンパシーを働かせる人がストックホルム症候群やトランプ支持者になることに
ついての説明も意外でありながら納得できる。エンパシー能力のある人が
強烈な自我を持つ人自分を譲り渡してしまうようだ。
エンパシーを闇についても書いてあって面白い。
エンパシー論も深い。
いろいろな本も紹介されていて読みたくなった。