「僕は君たちに武器を配りたい」 滝本哲史

 

twitterで紹介を見て興味を持った。

これから社会に出る若い人達へ書かれた本でしかも10年前に出版されたものだが

中年の私でもすごく勉強になって面白かったし内容も古く感じない。

 

今流行っている業界や会社が10年後、20年後も同じような状態とは限らない。

長期的な視点で社会を見ることが大切だし自分の頭で物事を考えない人は

DQNビジネスのカモにされる。はい、わかっています。

 

任天堂は今も株価は高いが、実は大失敗しているゲームや事業がたくさんあるらしい。

だが失敗に投下したお金は大きな成功で取り戻すという考えらしい。

これが書かれた当時はオンラインゲームの潮流に乗り遅れて凋落していたらしいが

その後はポケモンGOなどで大ヒットを飛ばしたりしている。

再チャレンジする企業は今後も強いと感じる。

 

リーダーには敵と味方に二分して敵を徹底的に叩き潰すタイプが多いらしいが

スティーブ・ジョブスも「敵」と見做したアドビを潰すためにあらゆる方法を取り

apple製品で「フラッシュ」が使えなったのは、アドビの動画を動かすソフトを

サポートせず全面戦争を仕掛けたためらしい。

当時はフラッシュが使えないのはシステムの問題くらいに思っていたが

そんな話だったとは。

 

日経新聞の記事を鵜呑みにするなとも書いてある。

基本的に新聞には誰かが「アナウンスしてほしい情報」だけが載っているという。

世間を自ら望む方向に誘導するために流している情報と考えるべきと。

ニュースの裏を読むって難しそうだが。

 

リベラルアーツって何の役に立つのだろうと思っていたが

物事を様々な角度から批判的に考える能力、問題を発見し解決する能力、多様な人々とのコミュニケーションする能力などを身につけることを目指すものとのこと。

やはり物事の見方考え方が多角的にできるようになるのがポイントなのか。

今から勉強しようかな・・