映画「ア・ゴースト・ストーリー」

 

 

WOWOW で映画紹介番組で紹介されていて興味を持った。

あるカップルの男性が家の近くである日突然事故にあい急死するが

彼女との思い出の家に幽霊として戻る。

 

ヨーロッパ映画のような雰囲気のアメリカ映画だ。

それは音楽の使い方や静けさのせいなのか?

幽霊は人間には見えないから、取り残された彼女を

ただ見つめるだけ。

幽霊は家に付くらしく彼女が出て行っても彼は

ずっとそこにいる。いつしか取り壊されビルが建っても

そこでさまよう。未来や過去に行ったり。

 

幽霊は表情もなく布に穴が開いているだけの単純なフォルムなので

かえって胸に響く。

隣の家の窓にいた花柄の幽霊は人をずっと待っているという。

あまりにも長く待っているから「誰を待っているか忘れてしまった」と

いう会話はなんだかすごく印象的だった。

 

ラブストーリーというよりファンタジー

ところどころもうすこし短く編集してもいいのではと感じるところも

あったが見終わってからじわじわといい映画だったと思い出され

何度も振り返ってしまう映画だった。