映画「ゴッホ 最期の手紙」 シネマカリテ

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アニメと実写を交えているらしいと聞いて興味はなかったのだが

内容がテオへの手紙とあり俄然興味がわいてきて。

 

ちょうど水曜日で安く見ることができて、しかも短い作品だったので

この後バーゲンに行く時間も取れて一石二鳥。

 

ゴッホの絵がもとになり、風景として使われ、人物はアニメになって動き

ゴッホの世界が堪能できる。

背景も色鮮やかで美しくファンタジック。

おなじみの絵でもっと違和感があるかと思ったが

すんなりとこの世界に入れた。

字幕版を見たかったのだが吹き替え版も孝之だったしよかった。

しかも原語はフランス語かと思っていたのだが、制作が英国だったみたいだから

英語の原語なのかも。

 

亡くなる前に預かったゴッホの手紙を郵便配達の息子がテオを探して

届けようとするがテオも亡くなってしまったと知る。

つぎに渡すべき人は彼の最後の時を過ごした精神科医と思い

彼を探して届ける。

自死と言われているゴッホの死の真相にも疑問を持ち調べていく。

 

精神科医のガシェは先日のゴッホ展では晩年唯一の理解者っぽく

紹介されていたが、ここではゴッホの死後にめぼしい絵画をさっさと

持っていったり、ゴッホに嫉妬して口論したり、ちょっと悪意を

もって描かれている気がした。

 

ますますゴッホに興味を持った。

とてもいい作品だった。