英語のタイトルはGOOD FELLASだった。へ~。
アイルランド系の貧しい少年がギャングの生活にあこがれ、ギャングとして生き、
やがて薬におぼれ、仲間に始末されそうになったりしながら、刑務所に行き・・
この映画を見ているとギャングとして生きるというのは、楽して自分の思うような
生活を送れ、みんなも遠慮してくれてなんだかすごくいい生活に見え
若い男などはすっかり感化されてしまうのではと恐れる。
もちろん最後まで楽しく終わるわけではないのだが、それでもある意味穏やかに終わる。
この話でもギャングはイタリア系でないと出世できない。
ギャングの仲間はすごく濃くて疑似家族のように付き合う。
日本とか韓国とかイタリアとか、家族のように付き合うような文化の方が
ギャングややくざには向いているのだろう。
そのギャング仲間と人殺しをしてそれを埋めるのため包丁を取りに
仲間が家に帰ると肝っ玉母さんが待っていて、仲間もろとも
食事を食べていけと強引に誘い、みんなでイタリア料理を食べてから
死体を埋めに出かけるシーンがある。
その家族の関係もいかにもイタリア系。
そしてそのおっかさんはなんとスコセッシの本当のお母さんだったとか。
演技もわからないからと躊躇する母親に、いつも自分にするように
ごはんを無理やり食べさせればいいからと言ってやってもらったらしい。
そしてきちんとできていた。