「太陽2068」 Bunkamuraシアターコクーン

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前川知大作、蜷川幸雄演出の舞台がコクーンであり8日のマチネに行く。
 
急に行く気になって当日券狙いでサイトを見たら、前日に整理番号をもらうと
あったので電話をしたら思いのほかすぐに繋がり当日無事にいい席でゲット!
前売りでは全然買えそうもなかったが色々なチャンスがあるものだ。
そして上演時間は3時間くらいあるので立ちっぱなしは年寄には辛い。
 
コクーンには自由劇場フランチャイズだった時には割と来たものだが、
現在はすっかりご無沙汰で、前回はいつだったかと思いだすと、
たぶん大人計画の舞台で、その日には大き目の地震があり、クドカン
カーテンコールで交通情報などをちらっと話していた気がする。
また自由劇場の舞台も見たいな~。
吉田日出子はもうでないのかな?
 
舞台の情報はほぼ皆無で見たため、とても新鮮だった。
蜷川さんの舞台の割には素直でわかりやすい。
最後の演出はいつもの蜷川さん。
 
中嶋朋子六平直政山崎一などは安定感があり、特に六平さんの存在感はすごい。
人間は高い知能や強く若い肉体を得る代わりに太陽の光の下では活動できない
「ノクス」と普通の人間「キュリオ」、彼らが葛藤し共存を望み、反発し
生きていく様子をある事件をきっかけに描く。
 
綾野剛は知恵はあるが教育のない純粋でやんちゃな男の子を演じ、片や、
成宮寛貴はノクスで知識も教養も強靭な肉体も持ち素直な心も持っている
かっこいい男の子の役で二人とも好演している。
そして綾野剛はやはり窪塚洋介に似ている。特に白のつなぎを着ていて
ふらふらしていると「キング~」と言いたくなる。
 
オーケストラピットも舞台として使っており1階席の人には見えづらかったが
声はしっかり聞き取れるし、あまり問題なし。
 
終演後はスタンディングオベーションとなっていた。私も立ち上がったが
これは前の人がたつと必然的に見えなくなる後の人も立ち、結果的に
みんながたつというコンサートの総立ちに近いものがあるのかも。
まあよかったから立っているわけだし、また見たい。