- 作者: 中村ふみ
- 出版社/メーカー: エイ出版社
- 発売日: 2012/06/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 7回
- この商品を含むブログを見る
不老不死の鬼を入墨で刻まれた閻魔と夜叉。
時代はどんどんと移り変わり、閻魔は姿を消した奈津を思い、奈津も閻魔を思い遠く沖縄にいた。
完結編なだけあって、いろいろと解決される。奈津ともある意味ハッピーエンドだったわけだが、荒唐無稽な戦闘シーンもあったりするのがファンタジー。
あんなに奈津に会いたがっていたのに、一度逢えたら意外にあっさりとしていて、それよりも夜叉との絆の方が太い様子。夜叉はだんだんと弱っており、とうとう死期が近づいたと見えたとき、閻魔に「生きたいか?」と聞かれた。
あんなに長く生き、きっと心底疲れ切って休みたいと思うのじゃないだろうかと思えるほどボロボロだったのに、出した答えは・・・
ドラマ化か映画化したら面白そうだが、配役によってはがっかりするから妄想しているくらいがいいのかも。
夜叉かっこいいし、浮世離れして儚い様子で哀愁漂うのが素敵なんだが。