「インテリジェンス人間論」佐藤優

インテリジェンス人間論

インテリジェンス人間論


最近読んだ本と内容がかなり重複しているところがあったが、
いろいろな人物(歴史上の人物も含め)について
言及されていてそれはそれで興味深い。

彼は神学部出身なのだが、彼が教会学校で聖書の先生をしていた。
クリスマスに劇をやるのに、みんながやりたがらない羊飼いを
やらせるために、わざとヘロデ大魔王や、まだらの羊などの役を
やらせると言って、それを嫌がる子どもに「じゃ羊飼いに
特別に変えてあげよう」というと、みんな喜ぶという話は
なんだか日々の交渉にも使える。
わざと障害をつくりそれを取り除きあたかも成果のごとくみせるという
手法は外交や諜報の世界でも用いられるとのことだ。


それにしても彼は人間観察が細かいなと関心する本の内容だった。