「皇室の茶坊主」 小川金男 河西秀哉

 

図書館に最近入荷されて紹介があったので最近書かれた本かと思ったら

明治時代から皇室に仕えていた仕人のエッセイ。

どちらかというと明治大正時代の皇室の話が主だ。

乃木大将の人となりや殉死の話など興味深く読んだ。

色々な人のエピソードなどが出てくるのだが脚注にその人の書かれている内容が

何々藩出身と普通に書いてあって昔を感じる。

 

映画「正欲」 

netflixで見る。

斎藤潤君が出ているというので興味を持った。

 

世間に馴染めないで孤独を感じている人間たちが理解者を見つけて

生きる希望を持とうとする映画なのだが見ていてちょっと辛い気持ちになる。

今の時代はそれでもネットがあるから繋がれるようにはなってきたと思うが

近くに理解できる同士がいるというのは幸福なことだ。

でもそのネットによって怖い事態に巻き込まれたりするのも現代。

希望を持って終わるエンディングだったがやはり怖い。

「新聞記者」

 

ネトフリでこのドラマを見る。

桃李の映画版も見たのだが扱っている事件も違うらしく内容も今に近い(コロナとか)

ドキュメンタリーではないので全てが真実ではないのだが現実の事件と

いちいち重なるので現実のニュースをおさらいしたくなる。

綾野剛演じる村上の心が壊れていう様子もすごかったし若い頃の様子が

若く見えるのがすごい。弱々しく見えるのもいい。

 

見た後に疑問に思うところがあって答え合わせをしたくてyou tubeを漁ってみたら

かなりネガティブな映像が多くてびっくり。内調のシーンでも政府発信の情報を

ネットサポーターに流してサポートしてもらうようなところがあったが

だからXを見ていても過激なポストがあったりするのかなと思ったりして。

 

「経済で読み解く地政学」 上念司

 

経済で読み解く地政学

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読んでいると本ではなくネットの記事を読んでいるように感じるような

なかなか過激と感じる内容だった。

地政学とはgeopoliticsということなら政治が絡むのは当然と言えば当然だが。

「ロシアのナラティブを信じるな」ということが繰り返し書かれてあり

それを信じる人々が西側の国の人でも出てくるという。

西欧諸国であってもイギリス発の情報には気をつけろというのもちょっと笑ってしまう。

それは政府が積極的に流すというより民間が勝手に流すものが大半らしい。

シーパワー、ランドパワーの解説もわかりやすかった。

 

 

「離婚しようよ」

 

ネットフリックスで見たがすごく面白い。

コメディとしても面白いしお仕事ドラマとしてもラブストーリーとしても楽しめる。

クドカン大石静の共同作らしいがどうやって書いているのかと思ったが

前半がクドカン、後半は大石静って感じだろうか?

クドカンって最初と途中はすごく面白いのに最後がグズグズになる作品が

多いなと思っていたが今回は最後まで良かった。

途中必ずしも視聴者の期待通りにいかないのもそれはそれでいいし。

仲里依紗松坂桃李もいいキャラで他のキャラも立っているし

すごく楽しめた作品だった。

ところで女優さんてキャスケットをよく被る印象だがここでも仲里依紗

よく被っていたな。

「中尊寺金色堂」東京国立博物館

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何だかすごく混んでいる。他の日に来たら外まで並び40分待ちだったので

その時は諦めた。通常東博の小さい展示場ではここまで並ばないので驚いた。

Xでも混み状況とポストするアカウントがあるほどだった。

そんなにみんな見たいの?

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4時過ぎに行って外の待ちはなく入れたが中はやはり混雑をしていた。

ここでも金色が多用されている。仏教と金色に関しての関係を調べてみたい。

「磯田道史と日本史を語ろう」 磯田道史

 

思いがえず対談集ばかり続いてしまった。

 

こちらは磯田道史阿川佐和子、杏、堺屋太一浅田次郎養老孟司半藤一利など

さまざまなジャンルの人と歴史について語る

 

信長がどれだけすごいことをしたかというのが語られていたが

当時は考えられないような規制の緩和などを大胆に行ったことについ

説明もあり私でも納得できた。

 

自然科学的な目で日本人を見るところも興味深い。

やはり大陸の生き物の方が強い、それは競争が激しい中生き残流くらい強いから。

10倍の面積で生き物の種類数が倍になるといった発想が自然科学にはあるそうだ。

ダイバーシティが強いといのはこういった考えもあるのね。

 

信長の時代に盛んに交易を始めた日本が鎖国に進んでいくのは

キリスト教が広まると武士の考え方と相反する、徳川家が日本を

治めるのに都合が悪いからということだったようだ。

外国と交易が始まった当時から国を開いていたら今はどうなっていただろうかとも

思う。