三井記念美術館の「日本の素朴絵」展にいく。
昨日の夜どんな展覧会がやっているか見ていたらまさに私好みの緩い素朴絵の数々。
毎年ここは夏に妖怪展をするのに今年はないからと残念に思っていたが、これも子供向きだ。
いろいろあったが、地獄の王や地獄絵でさえ
ゆるい線でユーモラスで可愛い。
特に気に入ったのが南天棒筆の「雲水托鉢図」だ。縦長の紙一枚にはたくさんの雲水が一列に連なりこちらに向かい、もう一枚には彼らを
後ろから見た絵が描かれている。
線が極限まで省略された絵がゆるキャラのようだ。
線のシンプルな絵もバランスが取れていて
意外に腕の立つ絵師が描いたのではと
思われるものも多々あった。