「テオ もう一人のゴッホ」 マリー=アンジェリーク・オザンヌ フレデリック・ド・ジョード

 

テオ―もうひとりのゴッホ

テオ―もうひとりのゴッホ

 

 「たゆたえど沈まず」を読んでますますテオに興味を持ち、これを読んでみたくなる。

 

人の伝記というのは意外に退屈だったりするのだが、これはこれで楽しめた。

出てくる人達も有名な画家たちだったりすることもあろうが・・

 

大方のテオの人生は思った通りだったが、最後の死の際の彼が

あんなに壮絶だったとは驚く。

もう少し穏やかに亡くなったのかと思っていたのでびっくり。

そしてゴッホの兄弟たちはみんな(テオも含め)何らかの精神病を

患っていたようなので遺伝的に何かあるのかも。

ゴッホの死後、テオが作品をまとめ彼の奥さんがその後それを引き継ぎ

ゴッホの作品がちりじりにならなかったのは救いだ。

テオの奥さんもいろいろと苦労が絶えなかっただろうが

彼女の役割をきちんと果たしてくれたので素晴らしい。

 

またゴッホ関連の本があったら読んでみたい。