福山雅治がいけてない中年パパラッチを演じ、新人記者の二階堂ふみの
面倒を見るように言われ、いやいや連れて回っているのだが、
彼女に説教するときのたとえ話がいちいち野球に例えるのが
おじさんらしいと言われ激しく同意するが、そのイメージは
少し前のおじさんという気がする。
芸能人の追っかけをしていて、なかなかスリリングな展開が続き
面白いのだが、気楽に見ていたら後半の展開にびっくり。
りりーさんって不気味なおじさんにぴったりだが、薬中で
あぶない人っぷりはとても演技と思えない。
嫌味な業界人とか怖いやくざとかでもぴったりだし
彼は意外にかなりな演技派なのかもしれない。
彼がこの役で賞をもらったもの納得だ。
雑誌の売り上げは芸能ネタ、グラビア、ラーメンなどばかりで
本当はもっと大きな事件を扱ってみたいと思っている気持ちが
ある編集会議中に思わずあふれ出るというシーンがある。
確かに来る日も来る日もそんなネタばかりだとふと正気に戻る
タイミングがあるのかもしれないと思うのだが、
そんな記者たちも出版社の社員ならエリートだったりするのかも
と思ったりして。ほとんどは契約や下請けなのだろうか。