汝の名はスパイ、裏切り者、あるいは詐欺師 インテリジェンス畸人伝
- 作者: 手嶋龍一
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2016/11/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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手嶋龍一が林真理子と雑誌で対談をしたのを読んだら面白かった。
その時にスパイはみんな感じがいい人たらしだと言っていたが
この本に出てくるスパイたちも基本的にみんなそう。
プーチンも朝日の記事で昔のベルリン諜報畑時代は人たらしだったと
あったのを思い出す。
スパイといえばイギリス人、しかも上流階級の子弟が通うパブリックスクールやら
オックスブリッジやら。
パブリックスクールでは自分の身を守るためにうそをつく。誰より猫をかぶり
上手に感情を押し隠す。そんな特異な種族を生み出す、独特の教育制度という。
そしてスパイだった大物作家の多いこと。
ル・カレも元スパイらしいが、彼も父親が希代の詐欺師だったりなかなかの波乱万丈。
彼の本も読みたくなった。
二重スパイだったキム・フィルビーの話を読んでいて、久しぶりに
映画「アナザーカントリー」が見てみたくなった。