NODA・MAP 第21回公演「足跡姫」 ~時代錯誤冬幽霊~ 東京芸術劇場

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足跡姫は評判もよく勘三郎へのオマージュということもあり当日券で挑戦。

 

NODA MAPはどうやら毎回当日券が出るらしく、コクーンのようにキャンセルの

戻り分を少し出す程度かと思ったが思った以上に当日券がある。

開演1時間前売り出しなのでその一時間前を目指し、結果売り出し45分前に

行ったらびっくりするくらいもう並んでいた。30人以上?

こ、これは、私の前で売り切れるんじゃ?と心配しながら待ったが

立ち見同然の席だったが、とりあえず椅子のある席が買えた。

立ち見の分が割とあるらしくかなり当日分でもあるのだとわかった。

 

舞台は3~4代目出雲阿国が女歌舞伎を取り締まる役人の目をかいくぐりながら

舞台を続けていく。

宮沢りえが3,4代目出雲阿国、その弟が妻夫木聡。共演で佐藤隆太鈴木杏中村扇雀野田秀樹も。

 

まず宮沢りえが美しい! スタイルがいい!ベージュに黒の模様の全身スーツ(のような下着のような)に薄いチュール生地っぽい衣装を軽く羽織った程度で

色っぽ過ぎてドキッとさせられる。

そしてやはり彼女の華やぎは目をひき、どこにいても目が行ってしまう。

妻夫木君は両腕が出ている衣装だったがものすごく筋肉質のマッチョな腕でびっくり。

そして古田新太の存在感がすごい。やはり彼は舞台の人だと思った。

すごく力が抜けているようで声はきちんと通り、落とすべきはきちんと落とす。

 

歌舞伎の始まりはきっとこんな風な混沌だったのだろうと

思わされる舞台だった。