「また、同じ夢を見ていた」 住野よる

 

また、同じ夢を見ていた

また、同じ夢を見ていた

 

 なんとも不思議な話だ。

 

ひとりでも大丈夫な強い女の子が、人嫌いそうな高校生くらいの女の子や

やさしいおばあちゃん、あばずれさんと呼ぶ女性のもとを

放課後尋ね歩き話をして、家に帰る、猫を連れて。

 

少女はやたらとしっかりしているようで強く感じるが、

彼女とかかわる女性たちはそれぞれに意味があって出会っている。

文章にするのは難しく、読んでいても???となることが多々あったので

ネットで検索してなんとなく意味がわかった。

 

ファンタジーでもあり、女性の成長の話でもあり

いい話なのだが難しい。

 

けがをした猫を助けてからすっかり二人は友達になるのだが、

二人で歩くときに「幸せは歩いてこない♪」と歌う少女に

猫が「ナーナー」と合いの手を入れるのがやたらほほえましい。