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再読「怒り」 吉田修一 

 

怒り(上)

怒り(上)

 

 以前に読んだ本だが、映画化のニュースを見てまた読んでみたくなった。

 

特に綾野剛演じる直人まわりを中心に。

 

でもどの話も面白いし、次はどうなるとハラハラするし、

犯人は知っているが、もう忘れていたシーンなどもあり、

また悲しくなったりと再読でも楽しめた。

 

最初に読んだときは直人はもう少し無骨なイメージで、もともとゲイというより

なんとなくなりゆきで同居をしたような感じがしたが、

今回読んでみるともっと積極的に直人は優馬を好きだったし、

読んでいて切なくなる話だった。

 

犯人の最後などはちょっと肩すかしだが、すべてをつまびらかにせず

ハッピーエンドでもないのが返ってリアルで納得してしまった。

映画化が楽しみだ。