今日はたまたまお休みで監督のティーチインもあるということで
夕方の回に行ってみた。
前回と違って大きいスクリーンでの上映ですごく新鮮。
前回の小さい所は場末感が半端なく、ある意味この世界観とあっていたりもするが
やはり大きなスクリーンでいい音でとなると作品も違って見えるほどで
とても楽しめた。
今日で二回目の鑑賞だったのだが、前回ではよくわからなかったことが
今回は「こういうことか!?」となんとなく話がわかって
唐突な展開で意味がわからんと思っていたのが急に理解できたような気が・・
渋川清彦の平坦なしゃべり方がなんとなく窪塚洋介っぽかったり
市内を見まわる妖しい千手の手下が同じようなモノトーンの装束を着ていて
ブラックエンジェルスを思いだし、ちょっとIWGPの世界。
音楽も映画によくあっていて、出てくる登場人物たちの名前が
大黒、恵比寿、千手、南無、猪神だの神話のような名前でいい。
映像も無国籍な感じで外国に出しても受けそうな感じだ。
上映後は30分くらい監督石井岳龍とプロデューサーのティーチインがあった。
染谷将太や水野絵梨奈などの主要人物ははじめから決まっていて脚本も
あてがき的なところもあったが、千手は最後に決まったそうだ。
でも綾野剛にやってもらいたいと思っていたのでうれしいといっていたが
配役もぴったりだった。
この映画はリピーターが多いようだが、今日も2回、3回の人がたくさんいて
もちろんそれ以上も。
細く長く続いてほしいな。