フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質"を高める秘訣~
- 作者: ジェニファー・L・スコット,神崎朗子
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2014/10/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本は本当によく売れているらしい。内容はフランスのシックに憧れるアメリカ人の女性がそこで暮らして目の当たりにしたリッチなパリマダム生活ぶりを描いている。
上質なものを少しだけ持ち大切に使ったり、日々の生活を大切に食事にも気を遣い
日常の中にささやかな喜びを見つけるフランス人のシックな生活に感動した
著者が具体的にどんなふうにしているかを書いているのだが、
効率や楽ちんに流れるアメリカと違い不自由が残っている点がむしろ目新しく
人間の原点に戻るようで新鮮に映るのだろう。
pajamaを着ずにくたびれたT shirtやら穴の開いたスウェットやらで寝ていた著者が
マダムに驚かれ、寝る時専用に着るパジャマを買ってうれしくなった話は新鮮だ。
誰かに会わないと言っても素敵なナイトウェアを着ることは気分がいいものだ。
同様に美しい下着を着るのも気分はハイになる。
香りに敏感を思われるアメリカ人だが、意外にも香水はフランス人ほど日常的ではないようで、アメリカではフルーティなbody sprayなどを使っていたようだ。
パリでまた香水に目覚め自分にあう香りを探す話が載っている。
私が仕事で会うアメリカ人は香りぷんぷんの人が多い氣がするが、香水というより
ボディローションとかシャンプーなどで香りが強いのだろうか?
何かとフランス人の「自然さ」について書いてあるが、自然な髪型、自然なメイク、
その中で女性キャスターが自然な女性らしさで好感が持てるとある。
アメリカでは寄せて持ち上げ胸元を強調した服装をしていたり、ハデなメイクだったりすることが女性キャスターでは普通だからだ。
生活をマンネリ化させないよう、五感をフルに使い楽しむ。
そしてここでも魅力的な女性は自信を持っている。