「ジョゼと虎と魚たち」

 

ジョゼと虎と魚たち Blu-ray スペシャル・エディション

ジョゼと虎と魚たち Blu-ray スペシャル・エディション

 

 綾野剛も好きな作品としてあげていたと記憶している本作品。

ずっと前に見たいと思って録画していたが、見ることがないままだったが

最近ケーブルで放送があったので見ることにした。

脚本は渡辺あやで、新井浩文もヤンキー役ででていた。

ゆっくりとしたドスのきいた関西弁で話す池脇千鶴がとても可愛い。

素直な性格の妻夫木演じる男の子もとてもいい。

 

足の動かない女の子が世間と隔離されて生きていたのを、大学生の男の子が

ふとしたきっかけでかかわりを持ち、外への扉を開いていく。

最後はホロニガな終わり方だがかえってリアルで納得の終わり方だ。

そうはいっても彼女が心配になるところで、颯爽と自立する姿に安心

させられ悲しい心にも一筋の希望が感じられ、またくるりの音楽が心を

穏やかにさせてくれるので救われる。

 

学校にも通わずもっぱら捨ててある本を拾って読んでいる彼女だが

拾った中にBaedekarの旅行ガイドがあり、懐かしい!!

A room with a view!

 

いい作品だった。