不況で解散した元名門オーケストラの再結成をめぐり、若きバイオリニストと
中年指揮者のぶつかりあいや音楽に対する思いを描く。
松坂桃李が才能のあるバイオリニスト役なのだが、バイオリンの練習を
していたらしく、構え方もなかなか堂にいっている。
佐渡裕さんが指揮指導したらしく西田さんの指揮は彼っぽい。
オーケストラや音楽に関してのエピソードも面白い。音が悪いと歯が悪いとか
たくあんを噛む音がいい人は管楽器にいいとか?
西田敏行扮する指揮者は耳もすごくよく、才能があるのだが、人とのコミュニケーション能力に欠け、昔から目がでない。チャンスをなくしてきた。
芸術の世界は実力が一番なのかと思ったが、やはりコミュニケーションの力は
どの世界でもある程度はないと難しいのだろうかと思った。
演奏シーンの音楽は佐渡さん指揮のベルリンフィルのものが使われているようだ。
演奏シーンも私は楽しめたが、クラシックに興味がないひとには退屈なのだろうか?
指揮のシーンで今までで一番上手と思ったのは「のだめ」の石井正則だ。
特典映像のメイキングで何気に振っているのがすごく自然ですごかった。
コンサートの終わった彼らの今後が氣になる。