「横道世之介」 ふたたび

 

横道世之介 (文春文庫)

横道世之介 (文春文庫)

 

 忘れていた細かいところを読んでみたくて読み返す。

 

映画をみてからまた読み返すと、映画の人物で出てくる。

本はほぼ映画の通りだったが、映画の方がカメラマンの新君や親友倉持君の

描写にもっと時間を割いていた。

最初に読んだ時よりも、祥子の魅力をより感じた。

やはり吉高さんの祥子はとてもぴったりで、役者としての吉高さんにとっても

いい作品の出会いだったと思う。

 

そして綾野演じる加藤はもう少し細かいストーリーが載っていた。

加藤のパートナーが大病した際に身内でもない彼は病室にも入れず、

細かい話も聞けずとうつらい目にあうシーンがあるのだが、それも映画で

やってほしかったな。

そして意外なことに加藤は攻めだった。