大島渚監督の作品。
クレジットと見ると衣装ワダエミだの、音楽坂本龍一だとと超豪華だった。
崔洋一が隊長、土方をたけし、沖田は武田真治、龍平が惣三郎という若き剣士。
おぼこいのに妙な色気を振りまく惣三郎に妖しく惹かれていく隊士たちと
崩れていくバランス、ぎくしゃくしていく関係。
静かに流れる音楽が心をざわつかせ、暗めの映像や、二条城の景色もあって
なんだか怪談を見ているような落ち着かない気持ちにさせる。
惣三郎に夢中になっている同期の若き剣士を浅野忠信が演じているのだが
かっこいい。着物のえりもとからこい~胸毛が覗いていたがあれは地毛?
龍平はおそらくこれがデビュー作と思うがすごく棒で微笑ましい。
坂上二郎が古株の隊士井上さんを演じるのだが、味があっていい。
武田演じる総司も無邪気で可愛くいい。
最後は謎を残して終わり、見るものに「あれ?どうなった??」と感じさせる。
原作は司馬遼太郎の新撰組血風録の中のエピソードというのもまた驚く。
NHKでもこのシリーズやっていたと思うけど、これもやってた?