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「十月大歌舞伎 十七世中村勘三郎二七回忌 十八世中村勘三郎三回忌 追善」

舞台
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中村勘三郎追善とついた興行で、久しぶりに仁左衛門さんと玉三郎が共演で
とてもうれしい。
 
まずは午前の部。
「新版歌祭文 野崎村」
七之助(お光)、お染(児太郎)、久松(扇雀)で、七之助がなんか玉三郎
得意とするよな役どころだった。
 
その後「近江のお兼」(扇雀)、「三社祭}(橋之助獅童)と舞踊が続くが
やはり舞踊は私には退屈で好きではないのだなとまた思う。
 
そして「伊勢音頭恋寝刃」である。
福岡貢(勘九郎)、お紺(七之助)、料理人喜助を仁左衛門さん、仲居万野を玉三郎玉三郎はいじわるな仲居の役だったが、その身のこなしや雰囲気などが
圧倒されるほどの洗練さで、舞台に出てきただけで、目が釘付けになる。
とにかく粋さがすごい。
仁左衛門さんは料理人役で主人公を支える役なのだが、出てくるやいなや
客席からわーっと彼の出場を歓迎する拍手がわきうれしい。
 
偽物とすり替えられたと思っていた刀が実は名刀青江下坂だったと
貢に告げる喜助のシーンをオペラグラスで見ていたら、仁左衛門さんが
ものすごい嬉しさ満載のいい笑顔で、演技とは思えないその笑顔に
感動。
 
勘九郎七之助もよかったし、中村屋の興行だからと思うけど
貢とお紺を仁左衛門さんと玉三郎で見てみたかったと思ったりして。
若い人の役は若い人がやったほうが自然とは思うのだけど。
 
ところでこの話はかなりエキセントリックで残忍だったりするのだが
(この名刀で狂ったように人を切ったり)、最後はなんだかめでたしめでたしに
なっているのも違和感だが、まっ、いいか、なんとなくと
思いながら歌舞伎座をでた。