wowow dramaだったのだが、私の南朋と私の剛がでているので楽しみにしていたが
やっとDVDになったので、さっそく買ってしまった。
群像劇がやがてひとつの話に繋がっていくというものだが、細かくそれぞれの
話がありすぎ、少し最後は細部がおおざっぱになったような。
主演の大森南朋もいい人なのか悪い人なのかわからないまま話が進み、
謎が多くてすぐに続きが見たくなる。
キャストも魅力的でとても面白かった。
銀行員で内部告発を悩む女性の田中麗奈が真剣に仕事の話をしながら、
婚活や結婚などの女子トークを振られると驚く速さでその話に夢中になるさまなど
あまりにあっけらかんとして却ってリアルだった。
田丸麻紀が典型的な関西人のおばちゃんノリの女性をあまりにうまく演じていて
あれで関西人じゃなかったどうしようと思ったが、大阪出身のようで安心。
武田鉄矢も政治家の役だったが本当にうまい。
あんな政治家がいたらたぶん人気がでるんだろうと思える納得の演説だし、
信念を持って政治に取り組んでいるのは、やり方はともかく共感はできる。
そして綾野剛は半身不随の役だったが、南朋にお姫様だっこされても
どっこいしょとならない安定の華奢さ加減と半端ない透明感だった。
メレンゲが主題歌を歌っていたのもよかった。
アニメ「ピンポン」の主題歌でメレンゲが好きになったが、意外に売れっ子ね。