この美術館は知っていたが初めて入った。
下駄箱が入口に並び、そこに本日は土足でどうぞと張り紙があったので
いつもは靴を抜いでいるようだ。
建物もかなり古い様子で、照明も薄暗くしているためかより一層の古さを
感じる。
彼女の描いた「吉原格子先之図」は、昼間並みに明るい吉原絵がほとんどの中
暗闇に浮かぶ明るい光と遊女で現代的でさえある。
ただし残念なのはあまり彼女の作品がなかったことだ。
それでも他の浮世絵を楽しむことはできたが。
最近、「歌舞伎 家と血と䆿」を読んでおり、昔の歌舞伎役者の様子や
日曜なので当たり前なのだろうが、思ったよりもお客さんが多くて驚いた。