「残り全部バケーション」 伊坂幸太郎

残り全部バケーション

残り全部バケーション

夫の浮気が原因で離婚する夫婦、それを機に寄宿舎に入る娘で

最後の家族会議中に夫のPHSに見ず知らずの男性から

「適番でメールしました。友達になろうよ」と入ってきたことから

家族3人と見知らぬ男性でドライブに行くことになった。

その男性の下請けで仲間と当たり屋をやっていたのだが、足を洗おうと思っていた。

 

伊坂幸太郎の話ってあらすじをまとめようとするととても難しい。

当たり屋仲間の溝口はあまり深いことを考えていない様子で、

罪悪感もなく、適当に仕事をこなしている。でも時々人生の真理を口にしたり。

当たりやから足を洗った岡田はもともと善良な性格のようだが、

こんな仕事をしている。

なんだかんだで二人とも思いやりがあり、最後にちょっとしたどんでん返しがあり

読後もよかった。

 

この悪の親分「毒島さん」って他のお話しにも出ていたかしら?

見覚えがある。